わが恩師の展示☆ —その2—

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今日は、母と一緒に銀座まで。

私のもう1人の恩師、中学〜高校くらいの時、
毎日新聞の週末にだけ同封してくるミニ新聞『くりくり』を
きっかけに出会った松本剛先生の個展へお邪魔してきました♪


* * *


『くりくり』には小さなイラスト投稿のコーナー「イラストセミナー」というのがあり、毎週送られてくるハガキに描かれたイラストを、プロのイラストレーターである松本先生が選んでくれてプロの目から見たアドバイスをしてくれる…という、まだ素人である一介の高校生にはとても刺激的なコーナーでした。

関東全域から送られてくるイラストのうち、毎週選ばれるのはたった3点です。
最初のうちは、他の人の作品を見て、先生のコメントを読み、
ドキドキしている一介の読者だったのですが、ある日勇気を出して投稿してみると、
なんと3点のうちの1つに載ったんです(@◇@;)


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↑その初めて「くりくり」に載ったイラストがこちら


きゃ〜っ はずかし〜っ(>△<;)!!
なんか、気取った感じ… 気合の入れ方が尖った感じ。。

このころからすでに先生に、
「難を言えば、絵が出来上がり過ぎて、遊び心の余地がない事か。」
と言われています… なんか私、進歩してないんじゃないかしら…
まさに今でも自分の中で課題なことです(==;)

そのコメントを受けて切れたのか、次に投稿したのはこちら。


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…なにこれ……?


白黒掲載なので分からないのですが、
アクリルガッシュかなにかで色をハガキに塗りたくって、
その上に修正液で変な生き物を描いたのです。。
意味不明すぎてまた載せていただいたのですが、
このタッチの多様さはこのころから存在していたようです。

この間、3年間くらい頻繁にイラストを投稿し、
年に一度ある「イラスト大賞」では一番の大賞をいただくこともできました。

イラスト大賞の受賞者は、毎日新聞社の最上階にある「アラスカ」というレストランで貸し切っての授賞式に出席することができて、賞状をいただき、美味しいお食事をいただくこともできました。

竹橋駅徒歩1分、皇居の緑を見下ろす毎日新聞社本社へ足を運ぶことは
とてもとても特別な経験で、緊張と興奮で体が震えたものです。

その授賞式で、同じく賞を受賞した絵を描くのが好きな友達とも出会えて、
「イラスト大賞」を受賞できるとまた次の年も会えたりして、
その友達は今でも何年合わない時間があっても、
その頃と同じ気持ちで出会うことができます♪

この経験は、初めてイラストを通して社会や人と繋がった経験でした。

イラストのお仕事が、「特別な才能に恵まれた人がなれる」のだと
思い込んでいた私の本気が少し芽生えたのがこの経験です。

高校を卒業した後、まだ迷いのあった私は女子短大の英文科へと進みますが、
やっぱり絵への道が諦めきれずに卒業後、桑沢デザインへと進みます。

グラフィックデザイナーとして会社に勤めるようになった後も、
「くりくり」とのご縁は切れずに、デザイナーの経験を踏まえて、
「イラストセミナー」コーナーの講師を何人かで担当する時にその1人として担当させていただいたり、「くりくり」が廃刊になる最終号では、イメージキャラクターの“デカメくん”の立体を制作し、表紙を飾らせていただくこともできました。


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↑これが赤塚不二夫さんデザインのオリジナルデカメくん

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↑こちらが「くりくり」最終号。デカメくんからのメッセージ付き。


そうやって、自信のない私に、
だんだんとイラストレーターへの“本気”が芽生え初めます。
なので、松本先生と「くりくり」のイラストセミナーとの出合いは、
私にとっては大切な存在なんです(U v U)


* * *


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画廊へ行く前に、一緒に行った母は地元の狭山茶を、
私はお茶に合いそうな紫芋のスイーツを手土産に用意して持って行きました♪

ギャラリーの中は、先生のあったかい作品でいっぱい☆

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数年ぶりに会う先生、元気かな〜?
って、おーいっ 壁から生首が〜…(=▽=;)


先生、お変わりなくお元気そうでなによりです♪
先生の作品を原画でじっくり見るのは初めてで、
イラストレーター・プロ暦35年のお仕事の数々は圧巻でした。。

ポップでやわらかい和みタッチから、繊細で緻密な水彩画まで…
様々なタッチがありながら、その完成度の高さ。
作品に添えてある詩や、絵に込められたダジャレ的センス、
4コママンガのネタなど、絵だけではない楽しみ方ができて、
母も「トモミ、これ見てー」と楽しんでいました(^o^)


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私が気に入ってしまったのは、“虹の雨”の作品。


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そして、すんごいのが水彩画で描かれた風景画。
今でもアナログでお仕事をされているそうです。
すっかりデジタルでお仕事をしている私…
なんか、すごく反省してしまいます。。

今でもデッサンの勉強をしたりしているそうで、
いつまでも自分の技術を磨いていく、その姿勢がステキなんです☆

初日の今日は平日だというのにもかかわらず、
会場へは沢山のお客さまが足を運んでらっしゃって、
懐かしい「くりくり」で出会った友達や編集さんにもお会いできました〜♪

生きているってスバラシイ☆

あの頃のペンネーム「はにかむらいおん」もいい思いでです…(^-^;)
同時期投稿していた同じ年の「はりけーんどらごん」ちゃんとも会えて、
先生と一緒にパチリ!


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先生、すごいいい笑顔!!はりけーんどらごんちゃん、なぜかビックリ!?
ご機嫌なワタシ …とつっこみどころ満載なお写真が撮れました(笑)



★先生の個展は今日から一週間開催しています☆
 銀座へお出かけの方は、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね(^○^)/

 『松本 剛 / 昆・鳥・動・植イラスト展』
 2009.08.17(MON)-08.23(SUN) 月光荘画室2

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by tomokuro-55 | 2009-08-17 22:15 | 観る・歩く | Trackback
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