気づけば浄土真宗

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突然ですが、最近、図書館で借りてきて読んでいたのが
五木寛之さんの『他力』と『天命』でした。


五木寛之さんのエッセイが大好きで、
20歳の頃、生きてる事自体が不安で足下がグラグラで涙ぐみながら生きていた頃、
『生きるヒント』というシリーズエッセイに出合って、ホントに救われました。

その中にあった言葉、
「それぞれの砲台から標的を打て」
という言葉が自分の一番心にある言葉といって過言じゃないくらい。

みんな、それぞれの生活の中で、それぞれの人が、それぞれの方法で
物事を少しずつ良くすればいい。
私の中で、そんな意味で理解していて、
なかなか思いとおりにできないけど、そっちを向いて生きてるつもり☆

五木さんは、浄土真宗本願寺系の大学・龍谷大学に通ったりして、仏教史にも精通されていてます。『他力』と『天命』の中でも、浄土宗の開祖・法然、その弟子浄土真宗の親鸞、その子孫・蓮如のことに触れていました。

そういえば、『ほぼ日』でよく連載されている、
吉本隆明さん(吉本ばななさんのお父さま)の対話でも、
親鸞の事がとりあげられていますね〜。

五木さんや、吉本さんは、幼い頃に戦中、戦後を体験した、
今となっては数少なくなった体験を伝えてくださる方達で、
そういう人達の言葉は、「生きる」ってことが心の問題になった今の時代に
ず〜っっん、っときます。

チベットのこととか、北朝鮮のこととか、
アフリカやアジアの貧しい国の人たちのこととかも、胸が痛いけど、
私にとっては、今、自分のすぐ隣で苦しんで命の限界を感じて、自らの命を断とうとしていう人がこんなにも沢山いるってことがもっと気になってしまうのです。

日本では、年間に3万2千人以上いるんですって。
今、警視庁発表のwebページを見て、背筋が寒くなりました。
平成10年からどっと増えてます。何かあったのかな?
10年間で、1万人も増えてるってどういうことなんだろう??
しかも、60歳以上のお年寄りがダントツに多い。

でも、体験した人は固く口を閉ざしているから知らないだけで、
死はすぐ隣にあるんだなって思いました。
昨日の帰りの電車も、人身事故で遅れてた。

とっても恐い事なのに、それに慣れそうになっている自分はもっと恐いのかも。

チベットの事で、自分の生活の中の“信仰”について考えました。
日本には、国を上げての宗教ってないので、信仰についてあまり意識することは
なくて無宗教だと言う事が多いのだけど、
無意識の中で「神様」を信じてるって事は、はっきりとした対象がなくても、
“信仰”はあるんじゃないかな…と思いました。

五木さんも、「見えないものへの畏怖の感情」が
日本人の中にあるって言ってました。

うちの父は長男なので、小さい頃から仏壇がある家で、
悪い事をすると「おばあちゃんに怒られる」という気持ちがいつもありました。

実際に、不思議な体験も覚えているんです。
小さい頃、随分大きくなるまで指しゃぶりが直らなくって。
母と一緒にお仏壇のお店に行った時、カウンターで座りながらおしゃぶりをしてたら、
後頭部を「ポコッ!」とぶたれたんです。

お母さんは隣で店員さんと熱心に話し合ってるのに。
「あぁ、おばあちゃんに怒られた…」と今でもそう思ってます。

神様を信じる気持ちとはちょっと違うかもしらないけど、
何かそういう“見えないもの”の存在を信じてる。

そういえば、以前、家の仏壇を見て
「ウチの宗派って何?」と親に聞いたら、浄土真宗だって言ってたな〜…。

何も教わった事はないのに、今になってチラチラ目にし始めた所が
不思議だなぁ〜と思いました。

あ、そう言えば、去年行った岩手県のミソギ師さんの所でも
「ナマスサッダルマープンダリキャーソタラン」
(南無妙法蓮華経という意味)ってマントラを唱えたっけ。
浄土真宗では「南無阿弥陀仏」というらしいけど。
宗教ってややこしい。。。

私としては、「八百万の神」っていうのが一番しっくりくる感じです。
仕事に息詰まった時には、“イラストの神様”が時々おりてきてくれるしw、
神社の大きな御神木や、屋久島の縄文杉には、やっぱり木の精霊がいると思う。

そして多分、こういう感覚って、とても日本人らしいのだと感じます。

は〜..... 連休、こんな事を考えて過ごしてます(笑)
一人言でした☆

ちなみに、写真は去年出雲へ行った時の写真。
どこか忘れたけど、堂々とした木です♪
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by tomokuro-55 | 2008-04-29 22:55 | ひとり言 | Trackback
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