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猫の箸おき☆

猫の箸おき☆_f0143412_00408.jpg
個展の時に売り切れてしまい、
ご注文いただいていた「猫の箸おき」の追加制作ができたので、
今日、品物をお送りさせていただきました(^○^)/


* * *


な、なんと、仕上った7コ全部お買い上げ!!下さいました。
Iさん本当にありがとうございます♪

Iさんとは不思議なご縁で、もう5年前にもなる前に働いていた会社でグラフィックデザイナーとして働いていた時に手がけた某教科書のお仕事で、クライアントの編集さんとして出会いました。

私が退職してフリーになり、彼女も会社を退職されてから、
こっそりと応援してくださっていたそうで、
甥っこくんの教材で私の作品に出会ったり、
ちょっとしたオリジナルグッズを購入してくださったりして、
個展にも足を運んでくださいました。

陰ながら応援してくれる人がいてくれることって、
本当に元気や勇気の沸くことなんだなぁ…と改めて感じさせてもらえて、
感謝の気持ちで心が暖かくなります(^ - ^)

自分の周りにいてくれる人達に、改めて感謝っ!!

すべての邪気は「感謝する気持ち」が払ってくれる気がします☆

1コ¥500とお買得なこの箸おきは大人気(?)で
他にも欲しいと言ってくださった方がいらしたので、
また時間を見つけてコツコツ作りたいと思いますので、
ポロっと「欲しいな〜」と言ってくれたあなた!少々お待ち下さいね〜。


* * *


実は、この箸おきは“陶芸粘土”という粘土を使っているのですが、
それにしても、とってもリスキーな素材なんです。。

まずは、形を形成して、完全に乾燥させて(1週間くらいかな)、
オーブンで焼く…という制作行程なのですが、
この、「焼く」ときにヒビが入ってしまうのです…(; _ ;)

今回も形成したのは、1種類5コずつで合計15コあったのですが、
大きなヒビが入らず、これなら人に買ってもらえるというレベルの
完成品は、この写真の7コしかありませんでした…(涙)

2分の1弱の確立です。

私にとっては結構厳しいなぁ…と思う確立なのですが、
多分、陶芸やガラスなどの素材を使う工芸品の作家さんたちは、
このぐらいの確立で常にモノを作っているんじゃないかなぁ
…と想像するのです。

地元に小さな和食器・和雑貨を扱うお店があって、
時々、(商品も買わず…)おしゃべりをしに行くのですが、
色んな作家さんたちとの話を聞かせていただくことがあります。

窯で焼く陶芸は、窯の中の場所によって火力や薪の灰がかかる量が違うそうで、
ある程度は予想して置くのですが、それでもその日の湿気ぐあい、
灰がどのように窯の中を舞うのかは偶然の産物とも言えることなので、
その現象によって焼きつけられる器の模様などは、
ちょっとした違いで、“傑作”と“駄作”に別れるそうです。

また、そのちょっとした違いというのは、個人的な「好み」の問題でもある。

そんな風に考えると、商品としてお店に並ぶことができる器の確立は、
半分どころじゃないのかもしれません…

そこが面白い部分だし、そこが遊びを楽しむ部分だし、
そういう不揃いなモノたちが心を遊ばせてくれる、
生活を豊かにしてくれると思うのだけど、
機会で大量生産できるモノの価値が広まっている今の時代には、
「遊び」を作る現場は楽しむだけではない厳しさがあるのかもしれません。。

というわけで、みなさんもっと和食器を楽しみましょう〜(^○^)/♪

お手ごろでステキな若い作家さんたちの作品が、こんな所でも買えますよ〜


★「暮らす」代官山 — いまどきの和の暮らしを楽しむ器と雑貨

★和の器「チョコレートコスモス」所沢


☆もちろん、私の箸おきもよろしくですw☆
by tomokuro-55 | 2009-08-08 00:06